「雲岫精廬」は、中華民国の特色を帯びた嶺南庭園で、南向きの近代風外廊式建築です。壁は赤レンガ、屋根は緑の瑠璃を帯びた伝統的な入母屋造りを用い、中国と西洋、伝統と現代の融合を表しています。園内の築山と重ね石は上方に向かって伸び、天女が花びらをまき、獅子が楼閣に登るような構造を形成しています。渓流と滝は、築山と石畳みの方から下に向かって渓流に流れ込むようになっており、これは理想的な生き方とは「水」のように上から下へ、道に従って生きるべきだという意味を表しています。
